月下独酌 李白(げっかどくしゃく りはく)
朗読をきくには?
-
メールアドレスを入力して、「朗読をきく」を押してください。すぐに専用ページにアクセスできるurlをメールでお届けします。 すべての朗読音声を無料でお聴きいただけます。
声はこんな感じです。
-
携帯電話のアドレスには届きません。携帯電話のアドレスを入力しないでください。
-
メールマガジンの読者サービスとして無料公開するものです。後日メールマガジン「元気の出る朗読」をお送りさせていただきます。すべて無料でいつでもこちらから解除できます。
-
当無料ファイル送付とメルマガ配信以外にメールアドレスを使うことはありません。第三者に開示することはありません。
花間一壼酒
獨酌無相親
舉杯邀明月
對影成三人
月既不解飮
影徒隨我身
暫伴月將影
行樂須及春
花間一壷の酒、
独り酌んで相親しむもの無し。
杯を挙げて名月を迎え、
影に対して三人と成る。
月既に飲を解せず、
影徒らに我が身に随う。
暫く月と影とを伴い、
行楽須らく春に及ぶべし。
現代語訳
花の咲き乱れるところに徳利の酒を持ち出したが
相伴してくれる者もいない。
そこで杯を挙げて名月を酒の相手として招き、
月と私と私の影、これで仲間が三人となった。
だが月は何しろ酒を飲むことを理解できないし、
影はひたすら私の身に随うばかりだ。
まあともかくこの春の間、
しばらく月と影と一緒に楽しもう。
我歌月徘徊
我舞影零亂
醒時同交歡
醉後各分散
永結無情遊
相期遥雲漢
我歌えば月徘徊し、
我舞えば影零乱す。
醒むる時ともに交歓し、
酔うて後は各々分散す。
永く無情の遊を結び、
相期す遥かなる雲漢に。
現代語訳
私が歌えば月は歩きまわり、
私が舞えば影はゆらめく。
しらふの時は一緒に楽しみ、
酔った後はそれぞれ別れていく。
月と影という、この無情の者と永く親しい交わりをして、
遥かな天の川で再会しようと約束するのだ。
解説
李白が長安で出仕中、四十四歳の時の作といわれます。出仕してるんだから知り合いも多かろうに、敢えて一人で飲んでいる。俗物たちとの人間関係にうんざりしてたのでしょうか。
【花間】 花の間。李白「春日醉ひより起きて志を言う」参照「一鳥花間鳴」
【杯を挙げて名月を迎え】 陶淵明「雑詩 其二」の「杯を揮(ふる)って 孤影に勧む」の影響が見られます。
【影に対して三人と成る】自分と、自分の影と、月。これで三人になったという話。
【月既に飲を解せず】 月はもともと酒を飲むことを理解できない。
【行楽】楽しいこと。
【須らく~べし】ぜひ~しなければならない。
ここでは、「春の間中、ぜひ楽しまなければならない」
【我歌えば月徘徊し】月はそうやたらと動き回らないですから、これは酔った李白がぐるんぐるん頭を振って、月が回って見えるんでしょう。蘇東坡「赤壁の賦」にも月が「徘徊」するとあります。
【無情の遊】 月も影も生きていない、感情の無いモノ。
しかし、そんな感情の無いものにすら愛着を感じ、こうやって一緒に飲んでいる。
【相期】 共に約束する。 【雲漢】 天の河。
とにかく酒が進む詩です。春先は居酒屋なんて入らず、近所の公園とかでこんな感じで飲みたいですね。独りで。
「月下独酌」の英訳は、"Drinking Alone with the Moon"というらしいです。なんちゅうカッコいい英語でしょうか!
李白の酒の詩は、ほかに「山中にて幽人と対酌す」「客中行」「将進酒」など。
李白以外では、曹操「短歌行」が、たまらないスケールのデカさです。
朗読をきくには?
-
メールアドレスを入力して、「朗読をきく」を押してください。すぐに専用ページにアクセスできるurlをメールでお届けします。 すべての朗読音声を無料でお聴きいただけます。
声はこんな感じです。
-
携帯電話のアドレスには届きません。携帯電話のアドレスを入力しないでください。
-
メールマガジンの読者サービスとして無料公開するものです。後日メールマガジン「元気の出る朗読」をお送りさせていただきます。すべて無料でいつでもこちらから解除できます。
-
当無料ファイル送付とメルマガ配信以外にメールアドレスを使うことはありません。第三者に開示することはありません。
発売中
漢詩でたどる中国史(CD-ROM版)
壮大な中国史の流れに沿って、 時代時代の代表的な名句ばかりを採り上げました。
日替わりでサンプル音声を配信中。毎日ちがう感動をお届けします。



