人日思帰 薛道衡

人日思歸
入春纔七日
離家已二年
人歸落雁後
思發在花前

人日 帰るを思う
春に入って纔かに七日
家を離れて已に二年
人の帰るは雁の後に落ち
思いの発するは花の前に在り

現代語訳

年が明けてからわずかに七日。
家を離れてすでに二年になる。

私が帰れるのは雁の飛び立った後になりそうだ。
帰りたい思いは、花の咲く前から抱いているのだが。

解説

人日】は陰暦正月七日。五節句の一つ。
七草を入れた羹(あつもの)を食べる習慣がありました。

五節句は季節の変わり目の日。

【人日】じんじつ。1月7日。七草の節句。
【上巳】じょうみ。3月3日。桃の節句。
【端午】たんご。5月5日。菖蒲の節句。
【七夕】たなばた。7月7日。
【重陽】ちょうよう。9月9日。菊の節句 。
王維「九月九日憶山東兄弟」

朗読:左大臣

発売中

■李白 詩と生涯
https://sirdaizine.stores.jp/items/53cd5aa68a56102f0f002347

■杜甫 詩と生涯
https://sirdaizine.stores.jp/items/562c7d443cd4826a7a007eca

李白・杜甫の代表的を日本語と中国語で朗読し、現代語訳と解説を加えたパソコン用CD-ROMです。通して聴くと、詩とともに李白・杜甫の人物像が浮かび上がってきます。