内に贈る 李白
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内贈
三百六十日
日日醉如泥
雖爲李白婦
何異太常妻
内に贈る
三百六十日
日日 醉うて泥の如し
李白の婦と爲ると雖も
何ぞ太常の妻に異らん
現代語訳
一年三百六十日、
毎日泥のように酔っ払っている。
李白の嫁になったといったって、
これではお前、太常の妻とかわらないね。
解説
李白が奥さんに贈った詩です。トコトンな、ダメ人間っぷりです。
どの妻に、どんな状況で贈ったかはわかっていません。
「三百六十日」旧暦では一年を353~355日とし、
これに閏年を設けてバランスを取っていました。
「太常」は、宮中で皇帝の先祖を祭る役目。
後漢時代、周澤という太常職の男がいました。
この周澤がある時病気になり、廟内で休んでいた。
そこへ妻がお見舞いに来ます。
周澤は怒り狂います。お前のせいで、神聖な場が
穢れてしまったと!
そして妻を牢屋に入れます。
これじゃあ、妻としては割りにあわない。
ヒドイ話ですよね。
「割りにあわぬは太常の妻。
一年三百六十日、
三百五十九日は物忌み、
一日は泥のように酔いつぶれる」
…世間ではこう言って、はやしたてました。
李白はこの故事をふまえ、ユーモアまじりに
言っているのです。
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