揚州の韓綽判官に寄す 杜牧

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寄揚州韓綽判官
青山陰陰水迢迢
秋盡江南草木凋
二十四橋明月夜
玉人何處教吹簫

揚州の韓綽判官に寄す
青山は陰陰たり 水は迢迢たり
秋尽きて 江南 草木凋む
二十四橋 明月の夜
玉人 何れの所にか吹簫を教うる

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現代語訳

青い山はぼんやりと霞んでおり、水はどこまでも続いている。
秋が終わり、江南ではもう草木がしぼんでおろうね。

揚州市内にかかっていた二十四の橋すべてを明月が照らしていることだろう。

あの美しい娘たちは、どこで笛を教えているのだろうなあ。

解説

昔の友人に、「最近揚州はどうだい?」と尋ねたのです。
久しぶりに会って酒でも飲みながら話してるんでしょうか。

杜牧は揚州31歳の時、揚州に赴任します。揚州在任の三年間、
毎晩のように妓楼に通い、遊びまくりました。

韓綽はその、揚州時代の飲み友達です。

「昔は二人で色々と悪いことやったなぁ。
ハハハ、あの頃はお互い若かったな…
そういやあ、あの娘さん達はどうしてるね?」
…みたいな会話だったんじゃないでしょうか。

【二十四橋】揚州の町には川が多く、二十四の橋がかかっていました。
【玉人】は、「風流を解する人」の意味で、芸妓のことか、韓綽のことか。

杜牧はよほど江南に深い思い入れを持っていたようです。「江南春絶句」の、その歌い上げっぷりです(江南の中心都市が揚州)。

懐いを遣る」←こちらも揚州時代のことを懐かしんでいる詩です。
「十年一たび覚む揚州の夢」の転句が光ります。

【揚州】は江蘇省江蘇省の長江北岸にあった都市。
唐代には繁栄した都市でした。

李白「黄鶴楼送孟浩然之広陵」で、
孟浩然先生が旅立っていく先が揚州です。

朗読:左大臣

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