汪倫に贈る 李白(おうりんにおくる りはく)

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贈汪倫
李白乗舟将欲行
忽聞岸上踏歌声
桃花潭水深千尺
不及汪倫送我情

汪倫(王倫)に贈る
李白舟に乗って将に行かんと欲す、
忽ち聞く岸上踏歌の声。
桃花潭水深さ千尺、
及ばす汪倫が我を送るの情に。

現代語訳

李白は舟に乗って今や出発しようとしていた。
ちょうどその時、岸の上から足を踏み鳴らして
歌う声が聞こえてきた。

桃花潭の水は深さが千尺もあるというが、
それでも汪倫が私を送ってくれる情の深さには、
及ばないだろう。

解説

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」、
友人を送る(送友人)」と共に、李白のよく知られた送別詩です。

汪倫】という人物の詳細は不明です。
李白が涇県(安徽省)の桃花潭に遊んだ時、
酒を振舞ってくれたようです。

その汪倫一行が、帰って行く李白を見送っているのです。

【岸上】は岸辺。
【踏歌】は足を踏み鳴らして拍子をつけて歌う歌。

もう少しおおげさに表情をつけて、
ニンマリしながら朗読すればよかったです。

表情はポイントです。
楽しい時はワーッともう満面の笑みで、
悲しい時はクシャクシャに、
目もあてられない感じで。

大げさすぎるくらい表情をつけたほうが気持ちが声に乗ります。

あと動作もつけたほうがいいですね。
「たちまち聞く」のところなんか、
バッと横を向いて、目先にある架空の崖上を見上げて
「なんじゃ?」て顔するとか。

極端なほど全身を動かしたほうが声に情がこもります。

黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る
友人を送る(送友人)
↑こちらもゼヒ聴いてみてください。

朗読:左大臣

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