夏日山中 李白

懶搖白羽扇
裸袒青林中
脱巾掛石壁
露頂灑松風

白羽扇を搖(うご)かすに懶(ものう)し
裸袒す 青林の中
巾を脱ぎて 石壁に掛け
頂を露(あら)わして 松風に灑(そそ)ぐ

現代語訳

白い羽の扇で扇ぐのもメンドくさくなってきた。
青葉の茂る林の中で肩肌脱ぎになる。

頭巾を脱いで、岩にひっかける。
頭をさらして涼しい松風に吹かれよう。

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解説

山中で片肌脱いで涼んでいる李白。目に浮かぶようです。

「裸袒」…「袒」は衣を脱いで肩をあらわにすること。

「白羽扇」は孔明が持っている「あの」扇を指すこともありますが、
ここでは単に「白い羽のついた扇」のことです。

夏の漢詩といえば、「山亭夏日」(高駢)が欠かせません。

朗読:左大臣

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