従軍北征 李益(ぐんにしたがってほくせいす)

從軍北征
天山雪後海風寒
橫笛偏吹行路難
磧裏征人三十萬
一時回首月中看

軍に従って北征す
天山 雪後 海風寒し
橫笛 偏えに吹く「行路難」
磧裏 征人 三十万
一時 首を回らして月中に看る

現代語訳

天山に雪が降った後は湖から吹く風が冷たく、
横笛は「行路難」の曲をひたすら吹いている。

砂漠の中を行軍する三十万の将兵は、
月明りの中いっせいに首をめぐらせて
故郷の方角を見るのだった。

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解説

辺塞詩。王之渙「涼州詩」と近い主題、雰囲気です。

朗読:左大臣