鳥鳴澗 王維(ちょうめいかん おうい)
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鳥鳴澗 王維
人閑桂花落
夜靜春山空
月出驚山鳥
時鳴春澗中
鳥鳴澗(ちょうめいかん) 王維
人閑(ひとしずか)にして桂花(けいか)落ち
夜静(よるしず)かにして春山(しゅんざん)空(むな)し
月出(つきい)でて山鳥(やまどり)を驚(おどろ)かし
時に春澗(しゅんかん)の中(うち)に鳴く
現代語訳
こんな山奥に人の姿も無く、モクセイの花が散り落ちる。
夜は静かで春の山はひっそりしている。
月が出ると山鳥がそれに驚き、
時々春の谷川で啼く。
解説
「竹里館」とおなじく、ひっそり閑とした雰囲気を出してます。「皇甫嶽雲渓雑題」のうちの一つ。これも別荘のことを歌っているそうです。「澗」は谷川のこと。
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朗読:左大臣光永