阿蘇山 徳富蘇峰(あそざん とくとみそほう)

一道晴煙衝碧旻
五峰如削競リンジュン
幾回来往阿蘇路
始見名山面目真

一道の晴煙 碧旻を衝き
五峰 削るがごとく リンジュンを競う
幾回か来往す 阿蘇の路
始めて見る 名山面目の真を

現代語訳

一筋の晴れ晴れとした白煙が真っ青な空を突き上げている。
阿蘇の五岳が空を削るように険しさを競っている。

何度か阿蘇の路は通ったが、今日の阿蘇山の姿はとりわけ素晴らしい。まさに名山である。

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解説

徳富蘇峰(1863-1957)。熊本出身のジャーナリスト、評論家、歴史家。阿蘇山には特に強い思い入れを持っていたようです。

三好達治「大阿蘇」と並び、阿蘇を歌った名詩です。

実はぼくも熊本出身なので、阿蘇に対するこのアツイ思いは、ヒジョーによくわかります。魂の還るべき場所です。

マイクが近すぎて耳に突き刺さる音だったので再録しました。外です。日中です。風よけをつけてないので風がボコボコあたってます。しかも隣小学校です。ちびっ子の声が入ってます(笑)。

朗読:左大臣