洛陽にて袁拾遺を訪ふて遇はず 孟浩然

洛陽訪袁拾遺不遇
洛陽訪才子
江嶺作流人
聞説梅花早
何如此地春

洛陽にて袁拾遺を訪(と)ふて遇はず
洛陽に才子を訪(と)えば
江嶺(こうれい)に流人(りゅうじん)と作(な)る
聞くならく梅花早しと
此の地の春にいかんぞ

現代語訳

洛陽に才能あふれる友人袁を訪ねてくと、
江嶺に島流しになったという。
聞くところによると江嶺は気候が暖かく梅が開くのも早いと。
この洛陽の地に比べて、春はどんな感じなのだろう。

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語句

■袁拾遺 「袁」は名前。「拾遺」は官職名「左拾遺」のこと。 ■才子 非凡な才能を持っている人物。 ■江嶺 「江」は長江。「嶺」は五嶺(大臾、始安、臨賀、桂陽、掲陽)。江西・江南地方。

解説

洛陽に、古い友人でしょうか?袁さんを訪ねていったんです。
すると、袁さんはまずいことやらかしちゃって、江嶺に
島流しになっていますよ。ええっ!

江嶺は現在の江西・湖南地方。「江」は長江のことです。
洛陽と比べ、だいぶ南なので、春の訪れがむこうは早いのです。
そっちでは梅の花ももう開いているでしょうかなあ。
洛陽と比べて、春の感じは、どうですか。という歌です。

朗読:左大臣